2014年1月11日土曜日

読書感想 『マネー芸人・天野っちの「アマノミクス」的蓄財術』 天野ひろゆき著

キャイーンの天野っち著のマネー本。

資産10億とのウワサもあるw
投資家芸人天野っちが本気でお金との付き合い方を語る本、
ということで、気になって買ってみました。

 

 

 

 

 


資産10億はあくまでウワサだそうですw


テーマは『余裕』『応援』『勉強』

まず、投資は身の丈に合った範囲で、余裕をもってやる。
これはみんな言うし、心がけていながらついつい超えてしまう
線なんですけどねW

実はかなりのギャンブル好きで、お金を前にした時の
人の悲しい性、みたいなものを実感しているという天野っち。

勝ちが続いても負けが続いても冷静さを失ってやり続けてしまう、
辞め時が大事、というのをギャンブルから学んだそうです。

そう、結局のところ自分の欲との戦いなんですよね~。

そして株を買う時は、自分が応援したい会社への出資、という意識で
銘柄を選ぶ、言わばバフェット方式。

それが広くは日本の経済を活性化して、日本全体を応援する事に
つながる、と。

そういえばわたしも、そういう投資がしたいと思って
始めたんだったよなぁ。。。と、
最近アベノミクスで浮かれて忘れかけてた志を思い出したりw

そして、特に共感したのがこの一文。↓

「マイナスの効果であれ、プラスの効果であれ、一度でも身をもって
遠い世界で起きた出来事から思いも寄らぬ影響を受けると、
もはや地球上で起きるあらゆる事件が、
まったくの他人事とは思えなくなります。」

『第三章 おカネがわかると世界が見えてくる』112P より

本当に、投資をしていて一番いいことはこれだと、わたしも
思ってます。

以前は世界の経済がどうなろうがまったく興味がないし、
関係ないと思ってたけど、実際は関係ないっていうことはないんですよね。

今やあらゆる事が世界中でつながってる、というのを一番実感できたのは
リーマンショックとその後の混乱期に投資をしていた人たちでしょうw

そして知っていても知らなくても、そういう世界の経済、お金の動きに
みんな巻き込まれている。
どうせ巻き込まれるならちゃんと知ったうえで対策を考えられた方が
いいに決まってるな、と思うわけですよ。

 

芸歴20年の仕事観

お金の話といえば、やはり基本は仕事、
本業を頑張るのがまず大事、ということで、
天野っちの仕事観についても語られてます。

実際20年以上、あの代謝の激しい芸能界で
芸人として表舞台に立ち続けている天野っちですから、
『すべては自己責任』という言葉にも含蓄があります。

一流といわれる人たちと仕事をしているからこそ
知ることができる人生観とか、興味深かったですよ。

 

そしてウドちゃんw

相方のウドちゃんのお金の使い方についてもちょっと書かれてるんですが、
まー、TVで見る印象以上にヒドいww

でも、やっぱり憎めないヒトなんだろうなぁというエピソードもあり、
この対比があるからこそのキャイーンなんでしょうね。

逆に、こんなに人に迷惑をかけるようなお金の使い方をしながらも
見捨てられないウド鈴木というキャラクターの秘密を知りたいw

ウドちゃんから見た天野っち、というコラムも載っていて、
いろいろ対照的な二人だけれどいい関係なんだろうな、という
微笑ましさでした。

 

読み終わって。。。一言

とにかく、わたしが投資をしていて常々思っている事、
いいこともマズい事もあるけど、知ることができてよかった事、
というのを、うまくまとめて書いてくれてたな~という感じ。

わたしのような、ごくごく普通の個人投資家が
ヒジョーに共感できる内容です。
これから投資をしたいな~、と思っている人や、
始めたばかりの人にもおススメ。

以下の、あとがきの言葉を贈ります。

「ぜひとも、イヤでも好きでも
人生とは切っても切り離すことができないおカネという、
不思議で、面白くて、ちょっと怖い存在のことを考えてほしい」

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